膝をみて、膝を打つ!

本日午前は内原バイト。

午後からは本業。

76歳の女性。

右膝が痛いとのこと。

撮影オーダーは、両膝2方向。

いつものように撮影しようと思ったが、気になることがあった。

右膝の裏が、明らかに膨らんでいる。

見た目ではっきりわかる。

これは、ただ撮って終わりにはできない。

頭に浮かんだのは、ベーカー嚢腫。

MRIを撮っていた頃、何度も見てきた。

T1、T2、脂肪抑制。

画像を変えながら、液体の信号や周囲との関係を確認していた。

だから、膝裏の膨らみを見たとき、最初からベーカー嚢腫を疑った。

エコーを追加。

長軸で確認し、短軸でも確認する。

画面には、広範囲に広がる低エコー像。

大きい。

一画面に入り切らない。

MRIのようにT1やT2、脂肪抑制で確認することはできない。

エコーにはエコーの見方がある。

それでも、形は見慣れたものだった。

所見には、

「ベーカー嚢腫疑い。紡錘形の低エコー像を認めます。臨床所見とあわせてご確認ください。」

と記載した。

その後、先生もベーカー嚢腫と診断した。

オーダーに書かれていることをする。

それは当然。

画像を撮るだけなら、機械が進歩すれば、いつか誰でもできるようになるのかもしれない。

でも目の前の患者さんをよく見る。

いつもと違うことに気づく。

これまでの経験から考える。

そして、確かめる。

これは人間にしかできない事だと思う。

まだまだ、勉強!

今夜はおでんの出汁割りでも飲も🍢

あわせて読む。

レントゲンに写らない痛みを、エコーで追う。

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