レントゲンに写らない痛みを、エコーで追う。

27歳の男性。

フットサルをしてから、踵から足の裏にかけて痛みが続いている。

それも、もう2か月。

痛み止めを飲むほどだという。

撮影のオーダーは、両足2方向。

まずはレントゲン。

骨に明らかな異常がないか確認する。

レントゲンで骨に大きな異常が見えなくても、痛みの原因がないとは限らない。

今回は、足底のエコーも追加した。

左右を比較してみる。

症状のある左足の足底腱膜は4.6mm。

右足は2.6mm。

左のほうが明らかに厚い。

プローブで軽く圧をかけながら、痛みを確認する。

さらに、パワードプラでも血流シグナルを確認した。

形を見る。

左右を比べる。

ひとつの所見だけで決めつけず、いくつかの情報を組み合わせて考える。

今回の所見は、足底腱膜炎を疑うものだった。

先生の見解も同じだった。

レントゲンだけで終わっていたら、足底腱膜の状態まではわからなかった。

もちろん、エコーだけで診断が決まるわけじゃない。

骨を見るレントゲン。(骨だけではない)

軟部組織を観察できるエコー。

どちらが優れているという話じゃない。

必要な情報を得るために、検査を使い分ける。

痛い場所には、痛い理由がある。

その理由を探すために、今日も画像と向き合う。

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