手首には、手根骨という小さな骨が8個ある。
学生時代、解剖学を覚えるために、自分なりの語呂合わせを考えた。
それがこれ。
「父さんの月収は大小ある。だから有効に」
何のこっちゃ、と思うだろう。
これで手根骨8個を覚える。
● 父:豆状骨(とうじょうこつ)
● さん:三角骨(さんかくこつ)
● 月:月状骨(げつじょうこつ)
● 収:舟状骨(しゅうじょうこつ)
● 大:大菱形骨(だいりょうけいこつ)
● 小:小菱形骨(しょうりょうけいこつ)
● 有頭:有頭骨(ゆうとうこつ)
● 有効:有鉤骨(ゆうこうこつ)
学生時代に覚えた語呂合わせだが、何十年たった今でも覚えている。
せっかくなので、AIのビャクに問題を出してみた。
これくらい、すぐ分かるだろう。
……と思った俺が甘かった。
ビャク、撃沈。

何十年も前に自分で工夫した覚え方が、AIよりも実用的だった。
しかも、間違った答えを堂々と説明し始めた。
お前、知らないなら知らないって言えよ。笑
まさか何十年も前に自分で考えた語呂合わせで、AIをここまで苦戦させるとは思わなかった。
親父だって、学生時代はそれなりに頑張っていた。
そして、この語呂合わせにはもう一つ意味がある。
父さんの月収は大小ある。
だからこそ、稼いだお金は有効に使おう。
家族へのメッセージでもある。
骨の名前を覚えるために作った語呂合わせが、いつの間にか親父の小言になっていた。
まあ、月収が大小あるのは本当だ。
そこは目を瞑ってくれ。
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