画像は自分を写す鏡。

今日も代診だった。

27歳の女性。
階段を踏み外して、右足関節を痛めた。

オーダーは足関節2方向。

正面。
側面。

撮影自体は、いつもの検査だ。

でも、側面像を見ていて気になった。

奥に重なっている腓骨。

骨皮質が途切れて見える。

患者さんには腓骨の圧痛があり、腫脹もあった。

気のせいで済ませるには、ちょっと引っかかる。

そこで、ATFLビューを追加した。

撮影後、代診の先生に追加したことを伝えた。

画像を見た先生が言った。

「うぉっ、すげっ!」

「こんな撮影あるんですね」

「勉強になりました」

まさか、そんな反応が返ってくるとは思わなかった。

俺にとっては、特別なことをしたつもりはない。

気になる所見があった。
臨床所見もあった。
だから、もう少し確認した。

画像を撮って、次の患者さんへ。

それだけでは終わらせない。

何か気になれば調べる。
自分の判断に自信がなければ、詳しい先生に聞く。

今でも、病院時代の整形外科の先生には連絡をする。

「わからないことがあったら、いつでも連絡して来い」

そう言ってくれる先生がいる。

ありがたいことだ。

経験を積んでも、わからないことはある。

むしろ、経験を積んだからこそ、気づく違和感もある。

患者さんのために、自分にできることを考える。

撮って、終わりの流れ作業にしない。

俺はこれからも、そこにこだわっていきたい。

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