昨日、台風が関東に近づいていた。
仕事の帰りに涸沼を通ったので、少し寄ってみた。
風が強く、水面には波が立っていた。
普段見ている涸沼とは、少し違う。
「明日の朝は、どうなってるんだろう」
そう思った。
せっかくなので、翌朝もう一度、同じ場所から涸沼を見てみることにした。
そして今朝。
台風から一夜明けた涸沼へ。
昨日と同じ場所に立って、同じ方向を撮ってみた。


ちょっアングルが違いますが並べてみると、ずいぶん違う。
昨日は波が立っていて、風も強かった。
今日は水面もかなり穏やかになっている。
心配していたほどの氾濫もなく、涸沼は思っていたより静かだった。
ただ、岸には草や枝が打ち上げられている。
杭やロープも、昨日とは少し違って見えた。
台風の影響がなかったわけではない。
それでも、一晩経つと景色は落ち着きを取り戻していた。
「思ったほどではなかったな」
そんなことを考えながら、涸沼をあとにした。
ところが。
帰り道、道路を歩いているものが目に入った。
最初は何かわからなかった。
近づいてみる。
……カニだった。
しかも、一匹ではない。
道路を普通に歩いている。
「なんでカニが道路にいるんだ?」
台風の影響で、涸沼から出てきたのだろうか。
しばらく眺めていたけれど、どうにも気になる。
そして結局、
捕まえた。

まさか、台風の翌朝に涸沼を見に来て、カニを連れて帰ることになるとは思わなかった。
このあと、このカニたちはどうなったのか。
それは、また次の話で。
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