骨折を見つけた。そのあと、どう撮る?

10月13日。

サッカーでシュートを打ったあと、右膝が痛くなった患者さん。

レントゲンの側面像で、膝蓋骨骨折がわかった。

正面像で見える骨の分離は、左右とも同じ位置にある分裂膝蓋骨。

今回の骨折とは別の所見だ。

オーダーは正面・側面・軸位の3方向だったが、膝を曲げることで骨片がさらに離れる可能性を考え、院長に確認。

正面と側面の2方向で撮影を終了した。

そして今日、10月21日。

フォローアップ撮影。

確認したいのは、骨折部に転位が生じていないか。

まだ固定したままで、膝は曲げられない。

前回は側面像で骨折が確認できた。

正面では分裂膝蓋骨は確認できたが、骨折は確認できなかった。

そこで今回は、側面像に加えて内旋斜位像を撮影した。

膝を無理に曲げず、別の方向から骨折部を確認するためだ。

レントゲン撮影は、オーダーされた方向から撮れば終わり、という仕事ではない。

患者さんの状態を考える。

何を確認したいのかを考える。

そして、どう撮れば必要な情報が得られるのかを考える。

骨折を見つけることも大切。

でも、見つけたあとにどう判断し、どう撮影するか。

そこにも、技師の仕事があると思う。

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一見一解

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